最悪値検討
最近、メーカさんと最悪値の話が多いです。
たとえばゴムをつぶしてシールを取る場合など、Oリング設計などを参考に最小つぶし率~最大つぶし率の許容範囲を決め、各部品寸法の寸法公差を決めていきます。
この時、公差計算で考え方の差異がでて、議論になったりします。
公差計算には
・各部品寸法の公差を単純和する”積上げ法”
・2乗和をルートで開く”2乗公差”
・”矩形公差法”
の3種が主なところです。これらの使い分けは統計的な分布の考え方と不良時の厳しさで考える必要があります。この考え方が不足していると、自分の好きな方法で計算されてしまいます。
別途、設計知識のところで少し触れてみたいと思います。→設計知識、技術解説(最悪値検討)にアップしました。