人とクルマのテクノロジー展 名古屋
2024.7.11 アイチスカイエキスポ(セントレア)に行ってきました。
センサ関連の展示で、おもしろいものをご紹介します
●製品:温度センサ、 企業名:岡崎製作所
【解説】
熱電対、白金抵抗体の2タイプがある。
岡崎製作所は電線被覆加工が得意技術であり、それを生かした、とのこと。
①熱電対は極細Φ0.08(K)で低熱容量、高速応答1msであるが作業での断線や測定での密着に気を付ける必要がある
②白金抵抗体は精度がよい。
小型にしたとはいえ、コストは高く数百円はするそうで まだまだ自動車用ではなく、設備用としての使用になる。
●製品:フォースセンサ、 企業名:QORVO
【解説】
MEMSピエゾひずみ抵抗式なので感度はよい。
HMIに利用でき、静電容量式の置き換え可能とのうたい文句である
●製品:電流ブレーカー、 企業名:QORVO
【解説】
バイメタルで電流加熱によりスイッチをOFF/ONする、ペコ板の原理。
スイッチ電流は周囲温度の影響も受けるのが考えところだが、古風な原理からの発想は面白い。
●製品:ボタン型温湿度データロガー iButton、 企業名:macnica(with ANALOG DEVICES)
【解説】
ボタン電池サイズ(厚さは大)で電源内蔵、データロガー内蔵。低コスト。
280兆の固有IDを付与可能
内蔵チップを変えれば振動や圧力など他のセンシングも将来的には可能
●製品:PHV用インバーター、 企業名:デンソー
【解説】センサではないが・・・
現行インバータに比べコンパクトになっている。
リアクトルの効率向上による体格低減、コンデンサの一体化などと書かれていたが、電流センサのバスバーがコンパクトにまとめられていたのも大きいと感じられた