センサ選択時の一般的留意を示します。

⑴求める検知特性を明確にし、適正なセンサを選ぶこと。
システムに必要な検知対象とそのスペックを明記し、各センサの持つ前項に示した特性と照らし合わせ、最適品を選ぶ。

⑵センサのセンシングするメカニズムやプロセスを理解し、正しく使用する。外乱や故障を防ぐ工夫も検討する。
センサは基本的に繊細である。センサ動作原理をよく知ることで機械システムが発生する外乱が悪影響とならないか事前検討ができる。このことが故障を防ぎ長期使用を可能とする。

⑶信頼のおけるメーカを選定する
センサの仕様内容や使い方の技術相談ができ、保証やメンテナンスがしっかりしたメーカを選定したい。海外で使用する場合はできれば現地でのサポートが受けられる体制もチェック項目である。一時のコスト面だけで選定すると後々高いものになる。
また上記共通項目として、仕様書の読み方や使い方を見誤るケースもあるので、不明点はメーカの担当と打合せ、選択が適正か確認することをお勧めする。設備設計は小さな共同開発のようなもの、と捉えたらよろしいのではないか。

センサに求められる特性←      →今後のセンサの任務、方向性