一般的な記述
具体的なFTAの様式を紹介しておきます。
表の最初にトップ事象(=不具合事象)を書き、次の行からは原因となる事項を列挙し、その次にはその原因事象を起こす原因(2次)をあげていきます。
分解できない要素や物理現象までのレベルになったら、各原因の影響度や事実との関係性を検討し記入します。
設計段階で行うFTAは重要な故障事項について取り上げ、集中的に要因系をあげていき、まずいものは対策を打っていく未然防止的な使い方になります。
![](https://i0.wp.com/iwase-peoffice.com/wp-content/uploads/2024/09/FTA%E5%9B%B3%EF%BC%91-2.png?resize=1024%2C580&ssl=1)
記号の内容
記号は以下表によります。下位レベルへつなぐ複数の線は正式には個々に分けて書きますが(上図一段目例)、作業の早さを重視し線が重なってもよい(下段例)と思います。
![](https://i0.wp.com/iwase-peoffice.com/wp-content/uploads/2024/09/%E8%A8%98%E5%8F%B7-1.png?resize=602%2C332&ssl=1)
設計開発でのFTAであらゆる可能性を基本事象まで行うのは多岐にわたり、かつ階層が深くるので現実的ではありません。
基本事象まで進めるのはリスクの高い重点事象を決めて行うようにするのがよいと思います。